このシリーズでは、ペコラビールの開店1周年(2024年1月28日)を記念して1stバッチから12thバッチ(12thバッチのリリースはこれから)までを振り返る記事を連載中です。製造過程やビールへの想いなどをご紹介しています。
2025年1月31日(金)ペコラビール開店1周年イベント開催第9回目は「#009 麦の香」です。
この麦の香(むぎのか)は、町田のきままクラフトビアスタンドさんとのコラボビールです。
店主の宗清くんとはじめて出会ったのは2022年2月。ブルワリーで起業された方が登壇されるイベントセミナーに、たまたま一緒に参加していました。
彼が町田でブルワリーを開きたいと熱意に溢れていたのを覚えています。2年後にはまさかお互いお店を開いているとは!
夏の終わりにペコラビールにご来店いただいた際にコラボビールをつくろう!と意気投合しました。好みのビアスタイルについて相談する中で、今回はモルティなスタイルでいくことに。
その中から選んだのは「カリフォルニア・コモン」というビールです。カリフォルニア・コモンはゴールドラッシュ時代にアメリカ・カリフォルニアで生まれた、アメリカンクラフトビールの原点とも言えるビアスタイル。
通常10℃前後で発酵するラガー酵母を、あえて西海岸の気温20℃の発酵温度帯でつくる面白いラガーです。
本来はアメリカンホップを使用しますが、今回はニュージーランド産のホップ「リワカ」を煮沸の終わりぎわに少量投入して、フレーバーにちょっと捻りを加えました。
Malt:Pilsner, Cara, Brown, Chocolate
Hop:Columbus, Riwaka
Yeast:Novalager
赤茶色で透き通った外観。グラスに鼻を近づけると、まずトーストやカラメルを連想させる麦芽由来の香りがふわり。口に含むとほのかにホップ由来の華やかさも感じられます。
ラガーのすっきりさとエールの華やかさが両立しています。冬の1杯目はこれで間違いなし。
2杯目もいきたいと感じるドリンカビリティの高いビールに仕上がりました。
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以上、「009 麦の香」についての振り返りでした。
次回の記事もお楽しみに!
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