ペコラビールの醸造ストーリー #012 Merino

このシリーズでは、ペコラビールの開店1周年(2024年1月28日)を記念して1stバッチから12thバッチまでを振り返る記事を連載中です。製造過程やビールへの想いなどをご紹介しています。

開店1周年イベントの開催日は2025年1月31日(金)に開催しました。

2025年1月31日(金)ペコラビール開店1周年イベント開催

第12回目は「#012 Merino」です。

ビアキッチン開店1周年ビールは、1stバッチでもつくった思い入れのあるWest Coast IPAをリニューアル。アルコール度数を少し上げて、Double IPAバージョンにしました。

ホップは香り成分の強いCryoを2種類使用。また1stバッチでは急ぎの醸造でKveik酵母を使用しましたが、今回は一般的なエール酵母を使用したのでホップの香りが純粋に楽しめます。

Malt:Extra Pale, Best Ale, Cara, Dextrin
Hop:Columbus, Cryo Mosaic, Cryo Cascade
Yeast:BRY-97

アロマやドライホッピングにはCryoホップのみを使用しているので、T-90ホップの青々とした草のような香りは控えめです。ホップのルプリンから来るクリーンな香りがはっきり感じられます。

苦味は強くしたつもりですが、85℃のワールプールホッピングを行ったためかWest Coast IPAにしては比較的おだやかな仕上がりになりました。クリーンな飲み心地なので、8%のアルコールをつい忘れて気づいたら飲み進めているような危ないビールかもしれません。

「Merino」は最も有名なひつじの品種から命名しました。

商品ページはこちら↓

#012 Merino

さて改めまして、皆さまの熱い応援のおかげで開店から1年を切り抜けることができました。いつも本当にありがとうございます。

ここまで1stバッチから開店1周年ビールの12thバッチまでを振り返ってきました。こんなビールあったよねとふと見返して、香りや味を思い出す使い方をしても面白いかもしれません。13thバッチ以降も簡潔な形で裏話などを記録していこうと思います。

英語の文献や書籍を読んで麦汁や酵母などとのベストな向き合い方を日々模索していますが、まだまだ細かい醸造知識やノウハウが足りていないと感じます。よりおいしいビールをつくるため、2年目も力をたくさんつけて丁寧なビールづくりを続けていきたいと思います。

これからもどうぞ応援をしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします!

2025年1月31日 
ペコラビール合同会社代表 福澤雄太

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