このシリーズでは、ペコラビールの開店1周年(2024年1月28日)を記念して1stバッチから12thバッチ(11thバッチ、12thバッチのリリースはこれから)までを振り返る記事を連載中です。製造過程やビールへの想いなどをご紹介しています。
2025年1月31日(金)ペコラビール開店1周年イベント開催第5回目は「#005 CoHop.」です。
ペコラビールの代表が2022年から川崎市麻生区役所と協働で推し進めている「あさおホッププロジェクト」。地域交流と緑化活動の推進を目的とした麻生区市民提案型協働事業で、ビールの原料であるホップを地域の皆さんのご自宅や共同で管理する畑で育てています。
あさおホッププロジェクトについてはこちら↓
この「CoHop.」は、そんなあさおホッププロジェクトとペコラビールのコラボビールです。
川崎市麻生区で育てたホップを一部使用したStrong Pale Ale。麦芽と生ホップの香りが調和していて、がつんとした苦味が後から感じられます。地域の皆さんの自宅と五月台駅の南側の畑でTriumphを、北側の畑でSorachi Aceを育ててドライホッピングしました。
Malt:2-row, Cara
Hop:Columbus, Riwaka, Fresh Hop Triumph, Fresh Hop Sorachi Ace
Yeast:BRY-97
フレッシュホップビールをはじめて飲んだのは2019年10月。東京都板橋区の畑で開催されたイベントでした。想像していた以上に青々しく華やかな香りでびっくりしたのを覚えています。生のホップを大量にグラスに追加していただく「追いホップ」ビールもこの上なく幸せな体験でした。
なぜ市場に出回っていないんだろう。調べるとフレッシュホップは収穫後どんどんフレッシュな香りを失っていくため、この香りを楽しむためには自分で育てる必要がありました。
ということでその翌年の2020年に、アメリカからホップの根っこ(ライゾーム)を取り寄せてプランターや水耕栽培で育てはじめました。
生ホップのビールが飲みたい!さらに調べるとアメリカオレゴン州のアストリアにあるFort George Breweryでは「CoHoperative Ale」というPale Aleが、2015年頃から毎年ラーンチされていました。地域の方々から寄付していただいた生ホップでビールをつくり、地域のみんなで楽しむ。なんてすばらしい取り組みだ!参加したい!
そう思って調べると日本にもありました!狛江市のKOMAE CSAleに、神戸市のはりまホッププロジェクト。
しかし2020年1月頃から日本でも流行病が蔓延しはじめ、毎週のように顔を出していたブルワリーにも行けなくなってしまいました。世の中の関心ごとはオンラインに向けられ人間関係は一気に希薄化してしまいましたが、こういった魅力的な地域の取り組みや居場所がとても輝いて見えました。
その後2022年に開業準備を始めると同時に上記のあさおホッププロジェクトをはじめ、3年ほど経ちペコラビールができて、麻生区のメンバーみんなで育てたホップを一部使用したビールを遂に作ることができました!
このCoHop.は、協力を意味する「Cooperation」とビール原料のホップ「Hop」を組み合わせて名付けました。先に触れたFort George BreweryのCoHoperative Aleに敬意を込めて。
「あさおホッププロジェクト」は2025年度から、ペコラビールの部活として活動していきます。今度の活動について決まり次第、苗の販売やメンバー募集についてSNSで告知します!
商品ページはこちら↓
以上、「#005 CoHop.」についての振り返りでした。
次回の記事もお楽しみに!
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