ペコラビールの醸造ストーリー #010 Black Sheep

このシリーズでは、ペコラビールの開店1周年(2024年1月28日)を記念して1stバッチから12thバッチ(12thバッチのリリースはこれから)までを振り返る記事を連載中です。製造過程やビールへの想いなどをご紹介しています。

開店1周年イベントの開催日は2025年1月31日(金)です
2025年1月31日(金)ペコラビール開店1周年イベント開催

第10回目は「#010 Black Sheep」です。

10バッチはペコラビール初の黒ビール。クラフトビールにはまるきっかけとなったコーヒーポーターです。

2017年はアメリカ・ロサンゼルスのトーランス付近に短期間の滞在をしていました。ホームステイ先のホストファミリーに連れて行ってもらったマイクロブルワリーがクラフトビールとの出会いでした。

もちろん王道のIPAもそこで知るのですが、それ以上にびっくりしたのはSmog City Brewingで飲んだ「Coffee Porter」です。香りも味わいもしっかりコーヒー感があるのに、ビールから外れていないのでビールとしても楽しめる。

Smog City Brewingの1.8Lのグラウラー瓶。Coffee Porterを入れて日本に持ち帰りました

他にもMonkish BrewingやAbsolution Brewing、そして今は閉店してしまったStrand BrewingなどをUberではしごする毎日。クラフトビールという自由な飲み物にすっかりはまってしまいました。

そんな思い出があるビールなので、ペコラビール初の黒ビールはコーヒーポーターを選びました!

Smog City Brewingのコーヒーポーターは「ロブストポーター」がベースに作られていたので、色も度数も比較的強めになるようビアスタイルに忠実に設計しました。

コーヒーはフレンチローストのホールを使用。水出しアイスコーヒーと同じように発酵タンクに漬け込んで香りや味を抽出しています。

Malt:Maris Otter, Brown, Chocolate
Hop:Columbus
Yeast:BRY-97
Other:Coffee Whole

色は真っ黒に近い見た目ですが、光に透かすとほのかにブラウン。グラスに鼻を近づけるとアイスコーヒーかと錯覚するようなアロマがはっきりと感じられます。

ひとくち飲むとコーヒーと麦芽由来の焙煎香のフレーバーが口に広がります。アフターテイストはマリスオッター麦芽由来のほのかな甘味を感じますが、追いかけるようにやさしい炭酸が口の中を刺激するので比較的すっきりとした飲み心地です。

ペアリングとしておすすめなのはデザートです。クッキーやブラウニーはもちろん、アイスにアフォガードしても最高に楽しめます。

日本で黒ビールは苦手意識を持たれ敬遠されがちな存在です。そのため、まさに“Black Sheep”=のけもの扱いされているとも言えます。

しかしそんな黒ビールも生活に身近な飲み物であるコーヒーと組み合わせることで、新たな魅力を発見していただけるのではないかと思います。黒ビールやクラフトビールの面白さを感じてもらえるきっかけとなれば幸いです。

商品ページはこちら↓

#010 Black Sheep

以上、「#010 Black Sheep」についての振り返りでした。

次回の記事もお楽しみに!

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