このシリーズでは、ペコラビールの開店1周年(1月28日)を記念して1stバッチから12thバッチ(11thバッチ、12thバッチのリリースはこれから)までを振り返る記事を連載中です。製造過程やビールへの想いなどをご紹介しています。
第1回目は、「#001 West Coast IPA」です。
どんなに完璧な計画を立てても順風満帆にいかないのが製造業の常。発泡酒製造免許の取得、醸造設備の出荷や整備に時間を要し、当初の予定よりも2ヶ月ほど遅れて醸造が始まりました。
待ち侘びた1stバッチに選んだのは、醸造家の福澤が大きな影響を受けたアメリカ西海岸のビール「West Coast IPA」です。
ホップの苦味とアロマが強いWest Coast IPAは、福澤が大学院生のときに訪れたロサンゼルスでクラフトビールにはまるきっかけになったビアスタイルの一つ。
慣れない醸造設備と睨めっこしながら「あの思い出の味を再現したい」と奮闘して製造したのがこちらの「#001 West Coast IPA」です。
Malt:2-row, cara, dextrin
Hop:Mosaic
Yeast:Voss Kveik
綺麗なオレンジ色のオールドスクールなアメリカンIPAを目指してつくりました。ホップは一番好きなMosaicを使用。シングルホップとは思えないほど華やかな香りがグラスから溢れていました。
予定よりも遅れての1stバッチで早くリリースしたいという思いから、30〜40℃と高温で発酵し発酵期間が短いKveik酵母をチョイス。ところが高温発酵によるKveik酵母由来の酸味が目立ってしまったため、落ち着かせるためプラス2週間ほど熟成させてからのリリースとなりました。
はじめは酸味が目立っていましたが、1ヶ月ほど経つとさらに落ち着きガツンとしたWest Coast IPAに変化する面白いビールとなりました。
商品ページはこちら↓
1stバッチは現在ご提供しておりませんが、実はいつかの日のために1樽確保しています。熟成させた1stバッチをまた皆さんと一緒に乾杯できればこの上ない喜びです。
以上、「#001 West Coast IPA」についてでした。
次回の記事もお楽しみに!
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